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2026年9月|城東区マンションの成約事例一覧

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2026年9月城東区マンションマーケットレポート

2026年9月城東区マンションマーケットレポート

2026/10/03

【2026年9月版】城東区マンションマーケットレポート

大阪市城東区の中古マンション市場は、同じエリアでもマンションの築年数や専有面積、階数、方位、室内状態などによって成約価格が大きく異なります。

今回は、2026年1月から9月までに城東区で成約した208件のデータをもとに、9月の市場状況と2026年に入ってからの価格推移を整理します。

9月単月の数字だけを見るのではなく、1月からの推移を合わせて確認することで、「現在の城東区マンション相場が年初と比べてどのように変化しているのか」を確認していきます。


2026年9月の城東区マンション市場

2026年9月の成約件数は18件でした。

平均成約価格は3,545万円、平均坪単価は168.1万円/坪、平均専有面積は69.2㎡。平均築年数は32.5年でした。

2026年9月の市場サマリー

  • 成約件数:18件
  • 平均成約価格:3,545万円
  • 最高成約価格:5,900万円
  • 最低成約価格:1,200万円
  • 平均坪単価:168.1万円/坪
  • 最高坪単価:279万円/坪
  • 最低坪単価:64万円/坪
  • 平均専有面積:69.2㎡
  • 平均築年数:32.5年

9月の成約価格は1,200万円から5,900万円まで幅があります。平均成約価格は3,545万円ですが、実際には1,000万円台から5,000万円台までさまざまな価格帯で成約しています。

また、平均坪単価は168.1万円/坪でした。坪単価は専有面積の違いを考慮しながら価格水準を比較するための指標です。マンション売却を考える際には、成約価格だけでなく坪単価も確認することで、物件ごとの価格水準を把握しやすくなります。


8月と9月を比較するとどう変わった?

9月は8月と比較して、成約件数は20件から18件へ減少しました。一方、平均成約価格と平均坪単価は上昇しています。

項目 8月 9月 変化
成約件数 20件 18件 -10.0%
平均成約価格 3,196万円 3,545万円 +10.9%
平均坪単価 161.2万円 168.1万円 +4.3%
平均専有面積 65.1㎡ 69.2㎡ +6.3%

平均成約価格は349万円上昇していますが、9月は平均専有面積も65.1㎡から69.2㎡へ大きくなっています。そのため、「マンション価格そのものが349万円上昇した」と単純に見るのではなく、面積の違いを考慮した坪単価を見ることが重要です。

坪単価は161.2万円から168.1万円へ上昇しており、9月は8月と比較して、面積差を考慮しても成約単価が高い月だったことが分かります。


2026年1月から9月までの推移

今回のCSVには1月から9月までの208件が含まれているため、月ごとの推移も確認できます。

月 成約件数 平均成約価格 平均坪単価 平均専有面積
1月 25件 3,334万円 155.2万円 68.7㎡
2月 15件 3,371万円 153.5万円 71.3㎡
3月 40件 2,867万円 139.1万円 66.3㎡
4月 20件 3,602万円 175.0万円 66.2㎡
5月 21件 3,886万円 179.6万円 69.6㎡
6月 24件 3,303万円 155.0万円 70.0㎡
7月 25件 3,423万円 159.7万円 70.0㎡
8月 20件 3,196万円 161.2万円 65.1㎡
9月 18件 3,545万円 168.1万円 69.2㎡

1月から9月までの累計成約件数は208件。この208件の平均成約価格は3,340万円、平均坪単価は158.6万円/坪、平均専有面積は68.3㎡です。

月別に見ると、3月は平均坪単価139.1万円と低い水準でしたが、4月には175.0万円、5月には179.6万円まで上昇。その後は6~8月に155.0~161.2万円の範囲で推移し、9月は168.1万円まで上昇しました。

したがって、2026年1月から9月までの動きは、単純な右肩上がりではありません。3月に低下した後、4~5月に上昇し、6~8月に落ち着き、9月に再び上昇したという流れになっています。

1~9月累計の基準値
208件・平均成約価格3,340万円・平均坪単価158.6万円/坪・平均専有面積68.3㎡


9月のエリア別成約状況

9月は12の町名で成約が確認されました。最も件数が多かったのは中央の4件、次いで今福東の3件、新喜多東の2件です。

町名 件数 平均成約価格 平均坪単価
中央 4件 3,343万円 168.0万円
今福東 3件 3,690万円 186.0万円
新喜多東 2件 3,840万円 161.0万円
中浜 1件 3,880万円 211.0万円
新喜多 1件 4,652万円 231.0万円
森之宮 1件 4,970万円 165.0万円
鴫野西 1件 5,880万円 230.0万円
野江 1件 3,800万円 207.0万円
永田 1件 1,950万円 106.0万円
今福西 1件 2,010万円 101.0万円
関目 1件 1,900万円 75.0万円
蒲生 1件 2,650万円 147.0万円

町名別では平均坪単価に差が見られますが、1件のみの町名も多いため、月単位の数字だけで地域の相場を判断することはできません。

例えば9月の鴫野西では5,880万円・230万円/坪の成約がある一方、関目では1,900万円・75万円/坪の成約がありました。ただし、これは町そのものの価格差を示すものではなく、築年数や専有面積、マンションの個別条件が異なるためです。

城東区マンションの査定では、町名だけでなく、同じマンション、または条件の近いマンションの成約事例まで絞り込んで比較することが重要になります。


9月の市場をどう見るか

1月から9月までのデータを見ると、平均坪単価は139.1万円から179.6万円まで月によって変動しています。9月の168.1万円は5月の179.6万円には届かないものの、6~8月の水準を上回っています。

ただし、1か月の成約件数は18件です。月ごとの成約物件の構成によって平均値は変動するため、9月の上昇だけをもって市場全体の価格が一律に上昇したと判断するのではなく、今後のデータと継続して比較する必要があります。

売却を検討する場合も、「城東区全体の平均価格」だけを基準にするのではなく、所有しているマンションと条件の近い成約事例を確認することが、現在の市場価値を考えるうえで有効です。

9月の成約価格上位5件

まず、9月に成約した18件のうち、成約価格が高かった5件を見てみます。

物件 成約価格 坪単価 専有面積 築年数
コムズシティ野江D棟 5,900万円 239万円/坪 81.49㎡ 22年
カサーレ大阪城公園 5,880万円 230万円/坪 84.40㎡ 17年
カサーレ城東ガーデンプレイス 5,300万円 279万円/坪 62.76㎡ 5年
森之宮パークサイドコーポ 4,970万円 165万円/坪 99.48㎡ 43年
リバーカントリーガーデン京橋 4,652万円 231万円/坪 66.63㎡ 27年

※成約価格・坪単価・専有面積・築年数はいずれも今回使用した2026年1月~9月の成約データによるものです。

上位5件を見ると、価格が高い理由は一つではありません。

81㎡超・84㎡超の比較的広い住戸がある一方、62.76㎡でも5,300万円で成約している物件があります。

特に注目したいのが坪単価279万円の「カサーレ城東ガーデンプレイス」です。築5年という築浅条件もあり、専有面積が約63㎡でも高い坪単価となっています。

一方、「森之宮パークサイドコーポ」は築43年ですが、99.48㎡という広い専有面積で4,970万円となっています。

つまり、成約価格だけを見て「築浅だから高い」「広いから高い」と単純化することはできません。

実際のマンション売却では、築年数、専有面積、階数、方角、マンションそのものの価格水準などを組み合わせて見る必要があります。

坪単価で見ると、9月の特徴がさらに分かる

成約価格だけでは住戸の広さによる影響を受けるため、マンション相場を比較するときには坪単価も重要です。

9月の坪単価上位5件は次のとおりでした。

物件 成約価格 坪単価 築年数
カサーレ城東ガーデンプレイス 5,300万円 279万円/坪 5年
コムズシティ野江D棟 5,900万円 239万円/坪 22年
リバーカントリーガーデン京橋 4,652万円 231万円/坪 27年
カサーレ大阪城公園 5,880万円 230万円/坪 17年
グリーンコーポ緑橋 3,880万円 211万円/坪 29年

9月全体の平均坪単価は168.1万円でした。

それに対して上位5件はすべて200万円/坪を超えています。

ここから分かるのは、9月の平均坪単価が8月の161.2万円から168.1万円へ上昇した背景には、高い坪単価で成約した物件が複数含まれていたこともあるということです。

特に築浅の「カサーレ城東ガーデンプレイス」は279万円/坪と、9月の18件の中で最も高い水準でした。

築年数によって、成約水準には違いがある

9月の成約18件を築年数別に見ると、築年数による価格差も確認できます。

築年数 件数 平均成約価格 平均坪単価 平均専有面積
0~9年 2件 4,550万円 243.0万円/坪 61.74㎡
10~19年 1件 5,880万円 230.0万円/坪 84.40㎡
20~29年 7件 4,279万円 199.1万円/坪 71.32㎡
30~39年 1件 2,680万円 164.0万円/坪 54.00㎡
40~49年 3件 3,047万円 135.0万円/坪 70.88㎡
50年以上 4件 1,765万円 86.5万円/坪 68.12㎡

※築年数区分ごとの件数が少ない区分もあるため、表の平均値だけで築年数による価格差を一般化することはできません。

9月のデータでは、築20~29年の7件が比較的多く、平均坪単価は199.1万円でした。

一方、築50年以上では平均坪単価86.5万円となっています。

ただし、これは「築年数だけ」で価格が決まっているという意味ではありません。

同じ築年数でも、駅距離、マンションの規模、階数、方角、専有面積、室内状態などによって成約価格は変わります。

特に9月には、築43年でも99.48㎡で4,970万円という成約があるため、「築年数が古い=価格が低い」と単純に判断することはできません。

売出価格と成約価格にはどのくらい差があった?

マンション売却を考えるとき、多くの方が気になるのが「いくらで売り出して、最終的にいくらで成約したのか」という点です。

9月のデータでは、売出価格と成約価格の両方が確認できる14件について比較しました。

14件の成約価格÷売出価格を計算すると、平均は約96.7%、中央値は約97.7%でした。

つまり、今回の14件については、売出価格と成約価格が完全に同額だったケースもある一方、売出価格から一定程度価格を下げて成約したケースも確認できます。

物件 売出価格 成約価格 差額
コムズシティ野江D棟 6,280万円 5,900万円 ▲380万円
コスモ城東パークフォルム 3,800万円 3,380万円 ▲420万円
リバーカントリーガーデン京橋 4,980万円 4,652万円 ▲328万円
カサーレ城東ガーデンプレイス 5,580万円 5,300万円 ▲280万円
メゾンドヴィル京橋 2,900万円 2,650万円 ▲250万円

※売出価格が確認できる14件を対象に計算。売出価格が空欄の4件は比較対象から除外しています。

ここで重要なのは、売出価格と成約価格の差だけを見て「高く売れた・安く売れた」と判断しないことです。

たとえば、売出価格を高く設定して長期間販売した場合と、周辺相場を踏まえて購入検討者が動きやすい価格からスタートした場合では、同じ「成約価格÷売出価格」という数字でも意味が異なります。

マンション売却では、最初の売出価格をどこに設定するか、その価格にどのような根拠を持たせるかが重要になります。

9月の成約データから見えること

今回の18件を詳しく見ると、9月の平均成約価格3,545万円という数字には、いくつかの要素が重なっています。

  • 5,000万円台後半の成約が2件あった
  • 築5年の築浅物件が279万円/坪で成約している
  • 80㎡を超える住戸が複数成約している
  • 築20~29年の成約が7件あり、平均坪単価は199.1万円だった
  • 一方で、築50年以上の物件も4件成約している
  • 売出価格と成約価格の両方が確認できる14件では、成約価格は売出価格の平均96.7%だった

このように見ると、9月の市場を「城東区のマンション価格が単純に上昇した」と捉えるより、成約した物件の構成と個々の条件が平均値に大きく影響した月と見るほうが、今回のデータには合っています。

2026年9月の成約事例一覧

以下は、2026年9月に成約した18件です。

※成約価格・売出価格は万円単位です。
※専有面積は㎡、坪数は坪、坪単価は万円/坪です。
※データに記載がない項目は空欄としています。
 

No 町名 建築年 物件名称 成約年月日 専有面積 坪数 階数 間取 向き 成約価格 坪単価 状況 改装有無 売出価格
1 野江 2019年2月 プレサンスロジェ京橋セリエ 2026年9月29日 60.72㎡ 18.37   3LDK 西 3,800万円 207万円/坪 居住中    
2 鴫野西 2008年10月 カサーレ大阪城公園 2026年9月28日 84.40㎡ 25.53 15階 2LDK 南西角 5,880万円 230万円/坪 空部屋   5,880万円
3 中央 2003年10月 コムズシティ野江D棟 2026年9月29日 81.49㎡ 24.65 27階 3LDK 東 5,900万円 239万円/坪 居住中   6,280万円
4 永田 1973年4月 深江橋第二コーポ 2026年9月27日 60.77㎡ 18.38 9階 2LDK 西 1,950万円 106万円/坪 空部屋   1,950万円
5 中浜 1997年9月 グリーンコーポ緑橋 2026年9月28日 60.75㎡ 18.38 9階 2LDK 南 3,880万円 211万円/坪 空部屋 改装済 3,980万円
6 新喜多東 1997年6月 四季彩都いちょう館B棟 2026年9月27日 80.68㎡ 24.41 8階 4LDK 南西角 4,300万円 176万円/坪 居住中   4,390万円
7 中央 2000年10月 コムズシティ野江A棟 2026年9月26日 57.86㎡ 17.50 2階 2LDK 東 3,590万円 205万円/坪 空部屋   3,590万円
8 中央 1974年3月 日商岩井京橋ハイツ 2026年9月18日 62.10㎡ 18.79 3階 3LDK 南 1,200万円 64万円/坪     1,200万円
9 今福西 1975年2月 今福西コーポ 2026年9月14日 66.00㎡ 19.97 7階 3LDK 南 2,010万円 101万円/坪 空部屋   2,100万円
10 今福東 2021年5月 カサーレ城東ガーデンプレイス 2026年9月13日 62.76㎡ 18.98 15階 2LDK 西 5,300万円 279万円/坪 居住中   5,580万円
11 中央 1990年3月 ハイネスプリモール城東 2026年9月14日 54.00㎡ 16.34 4階 2LDK   2,680万円 164万円/坪 空部屋 改装済 2,680万円
12 森之宮 1983年2月 森之宮パークサイドコーポ 2026年9月12日 99.48㎡ 30.09 13階 3LDK 北西角 4,970万円 165万円/坪 居住中   4,970万円
13 新喜多東 1999年9月 コスモ城東パークフォルム 2026年9月10日 76.50㎡ 23.14 6階 3LDK 南西 3,380万円 146万円/坪 居住中   3,800万円
14 新喜多 1999年9月 リバーカントリーガーデン京橋 2026年9月11日 66.63㎡ 20.16 24階 2LDK 南 4,652万円 231万円/坪 居住中   4,980万円
15 今福東 1981年10月 ネオハイツ城東 2026年9月4日 53.76㎡ 16.26   3DK   1,520万円 93万円/坪 空部屋    
16 関目 1972年11月 メガロコープ関目 2026年9月5日 83.59㎡ 25.29   5DK   1,900万円 75万円/坪      
17 今福東 2003年2月 藤和今福鶴見ホームズオアシスコート 2026年9月6日 75.35㎡ 22.79   3LDK   4,250万円 186万円/坪      
18 蒲生 1984年1月 メゾンドヴィル京橋 2026年9月5日 59.40㎡ 17.97 5階 3LDK 南 2,650万円 147万円/坪 居住中   2,900万円

18件を一覧で見ると分かる9月の特徴

18件を並べてみると、9月の城東区マンション市場にはかなり幅のある成約事例が含まれていることが分かります。

成約価格は1,200万円から5,900万円まで幅があり、坪単価も64万円/坪から279万円/坪まで差があります。

築年数についても、2021年築の「カサーレ城東ガーデンプレイス」から、1972年築の「メガロコープ関目」まで、幅広い築年数のマンションが成約しています。

専有面積も53.76㎡から99.48㎡まであり、間取りも2LDK・3LDKを中心に、2DK、4LDK、5DKなどさまざまです。

このことからも、「城東区のマンション相場はいくら」という一つの数字だけでは、個別物件の売却価格を判断できないことが分かります。

同じ価格帯でも、物件条件は大きく異なる

たとえば、9月の成約価格を見ると、4,000万円前後の物件が複数あります。

しかし、それぞれの条件を比較すると違いがあります。

物件 成約価格 専有面積 築年 坪単価
プレサンスロジェ京橋セリエ 3,800万円 60.72㎡ 2019年 207万円/坪
グリーンコーポ緑橋 3,880万円 60.75㎡ 1997年 211万円/坪
藤和今福鶴見ホームズオアシスコート 4,250万円 75.35㎡ 2003年 186万円/坪
四季彩都いちょう館B棟 4,300万円 80.68㎡ 1997年 176万円/坪

成約価格が近くても、専有面積や築年数、坪単価には違いがあります。

そのため、売却価格を考える際には「同じ4,000万円前後で売れている」という情報だけではなく、自分のマンションと条件がどの程度近いのかを見ることが重要です。

売却価格を考えるときは「平均」だけを見ない

今回の18件を見ると、成約価格の平均は3,545万円でした。

しかし、実際には1,200万円の成約から5,900万円の成約まで大きく分布しています。

また、同じ60㎡前後でも、築年数やマンションによって坪単価は大きく異なります。

したがって、マンション査定では城東区全体の平均価格だけでなく、

  • 同じマンションの過去の成約事例
  • 近隣マンションの成約事例
  • 現在売り出されている競合物件
  • 専有面積
  • 築年数
  • 階数
  • 向き
  • 室内の状態や改装状況

などを合わせて確認することが大切です。

特に同じマンションの成約事例が確認できる場合には、一般的な相場データよりも具体的な判断材料になります。

自分のマンションに近い成約事例を確認する

今回の18件を見ても、成約価格や坪単価には大きな幅があります。

そのため、売却を考える際には「城東区の平均」だけでなく、自分のマンションと条件の近い成約事例を確認することが重要です。

まず現在の相場を把握してから、売却するかどうか、いつ売るか、いくらで売り出すかを考える方法もあります。

城東区マンションライブラリーで相場を調べる

ポイント① 城東区全体の平均価格を、そのまま自分のマンションに当てはめない

今回の1月~9月の平均成約価格は3,340万円でした。

しかし、9月だけを見ても成約価格は1,200万円から5,900万円まで大きく分布しています。

築年数、専有面積、マンションの立地、階数、向きなどが異なれば、当然ながら成約価格も変わります。

したがって、「城東区のマンション平均は3,340万円だから、自分のマンションも3,340万円くらい」という考え方では、個別物件の価格を十分に説明できません。

参考にするなら、まず同じマンションの成約事例を確認し、それが少ない場合には周辺の条件が近いマンションへ比較対象を広げていく方法が考えられます。

ポイント② 「いくらで売り出すか」と「いくらで売れるか」は別

9月の成約データでは、売出価格と成約価格の両方が確認できる14件について比較すると、成約価格は売出価格に対して平均約96.7%、中央値約97.7%でした。

これは、売出価格を決めることと、最終的な成約価格を考えることは別の問題であることを示しています。

売出価格を高く設定すれば、その価格で成約するとは限りません。

一方で、最初から低い価格に設定すればよいということでもありません。

重要なのは、その価格で売り出した場合に、現在市場に出ている競合物件と比較して購入検討者からどう見えるのかを考えることです。

同じマンションや近隣マンションに競合する売出物件がある場合には、価格だけでなく、階数、向き、室内状態、専有面積なども比較する必要があります。

ポイント③ 「坪単価」だけでも判断しない

坪単価は、専有面積の違うマンションを比較するときに便利な指標です。

9月の成約では、坪単価64万円/坪から279万円/坪まで大きな幅がありました。

しかし、坪単価だけで売却価格を決めることもできません。

例えば、同じマンションでも低層階と高層階、北向きと南向き、改装済みと未改装では、購入検討者から見た評価が異なる可能性があります。

坪単価は「比較するための一つの物差し」として使い、最終的には個別条件を確認する必要があります。

ポイント④ 同じマンションの成約事例を確認する

マンション売却の価格を考えるうえで、比較対象として分かりやすいのが同じマンションの成約事例です。

同じマンションであれば、立地や建物そのものについての条件が共通しているため、専有面積、階数、向き、室内状態などの違いを比較しやすくなります。

例えば、

  • 同じマンションで過去にいくらで成約しているか
  • 前回の成約から現在までにどの程度期間が空いているか
  • 今回売却する部屋との面積差はどの程度か
  • 階数や向きに違いがあるか
  • 室内の状態や改装の有無が違うか

といった点を確認することで、単純な平均価格よりも具体的な価格検討ができます。

ただし、今回の9月データでは同一マンションの複数成約が確認できなかったため、9月単月のデータだけから同一マンション内の価格推移を判断することはできません。

ポイント⑤ 「今いくらなら売れるか」と「いくらで売りたいか」を分けて考える

マンション売却では、売主様が希望する価格と、市場で購入検討者から評価される価格が一致するとは限りません。

そのため、価格を考える際には、

① 市場ではどの程度の価格が考えられるのか

② その価格で売り出した場合、競合物件と比べてどう見えるのか

③ 売却時期や売却期間を踏まえて、どの価格からスタートするのか

というように分けて考えると、売出価格を決めるときの判断材料を整理しやすくなります。

特に「査定価格=実際の成約価格」ではありません。

査定価格の根拠となる成約事例と、現在販売されている競合物件を確認し、そのうえで売出価格を考えることが重要です。

9月の成約データから見た、城東区マンション市場

2026年9月の城東区マンション市場をまとめると、18件の成約があり、平均成約価格は3,545万円、平均坪単価は168.1万円でした。

8月と比較すると平均成約価格、平均坪単価ともに上昇していますが、9月に成約した物件の条件を見ると、築浅物件、高層階、広めの住戸、高い坪単価の物件なども含まれていました。

そのため、今回のデータだけから城東区全体のマンション価格が一律に上昇したと判断するのではなく、成約した物件の構成も含めて数字を見ることが重要です。

また、2026年1月~9月の208件を通して見ると、月によって平均成約価格・平均坪単価にはかなりの変動があります。

3月の平均坪単価139.1万円に対し、5月は179.6万円となるなど、月単位では大きな差が出ています。

このことからも、マンション売却の判断では一つの月の平均値だけではなく、継続的な成約データと自分のマンションに近い事例を組み合わせて見ることが大切です。

ホームネクサスの考え方

マンションの売却価格を考えるとき、平均相場だけを見て「この価格なら売れる」と決めることはできません。

大切なのは、同じマンションや周辺の成約事例を確認し、現在の売出物件と比較しながら、なぜその価格になるのかを整理することです。

そのうえで、売却時期や希望する売却期間なども含めて、売出価格と販売方法を考えていきます。

まずは「いくらで売るか」を決める前に、「今の相場がどのくらいなのか」を知ることから始めてもよいでしょう。

まとめ|城東区マンションの売却価格は「自分の物件に近い事例」で考える

今回のマーケットレポートでは、2026年1月~9月の成約データをもとに、9月の城東区マンション市場を確認しました。

最後に、売却を考えるときに確認したいポイントをまとめます。

  • 城東区全体の平均価格だけで自分のマンションの価格を判断しない
  • 同じマンションや条件の近い成約事例を確認する
  • 坪単価だけでなく、面積・築年数・階数・向きなども比較する
  • 売出価格と最終的な成約価格は分けて考える
  • 現在の競合物件も確認して売出価格を考える
  • 単月の数字だけでなく、複数月の成約推移を見る

9月の平均成約価格は3,545万円でしたが、実際の成約価格には1,200万円から5,900万円まで大きな幅がありました。

これは、城東区のマンション市場が一つの価格だけで説明できるものではなく、マンションごとの条件によって成約価格が大きく変わることを示しています。

マンション売却を検討している場合は、まず自分のマンションに近い成約事例を確認し、現在の市場でどの程度の価格が考えられるのかを把握することから始めると、売却について考えやすくなります。

自分のマンションがいくらで売れるか相談してみる

売却するかどうかを決める前に、まず現在の相場を知っておくことも一つの方法です。

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この記事の監修者

株式会社ホームネクサス 代表取締役 中野 恒

住友不動産販売で20年間勤務。城東区・鶴見区を中心に13年以上、不動産売買の営業を担当してきました。現在は大阪市城東区に特化した不動産会社として、マンション売却をはじめとする不動産売買仲介に携わっています。

これまでの営業経験と地域の成約事例、市場動向などをもとに、売主様が不動産会社の説明や査定価格だけに頼るのではなく、ご自身で納得して売却判断ができるよう、分かりやすい情報提供を心がけています。

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株式会社ホームネクサス
住所 : 大阪府大阪市城東区関目4-6-17 第1ケルンビル
電話番号 : 06-7777-2581
FAX番号 : 050-3730-8777


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